こんにちは。松山です。
副業はパソコンやスマホがあれば誰でも始めることができます。
しかしその反面、そんな副業初心者の方をターゲットにした副業詐欺・投資詐欺には十分に気を付けなければなりません。
ここでは副業・投資詐欺の闇を暴くための調査をおこないます。
今回調査するのは「ChatGPTのトレンドから10倍の投資リターンを狙う方法」です。
どのような内容になっているのか、早速調査をおこなってみましょう。
【投資】「ChatGPTのトレンドから10倍の投資リターンを狙う方法」の概要
今回は「ChatGPTのトレンドから10倍の投資リターンを狙う方法」という案件について調査をおこないます。学べる内容は以下の通り。
Point1：あなたはもうChatGPTのトレンドに投資していますか…？
Point2：マイクロソフトやGoogleへの投資は遅すぎる…”賢く”利益を狙う方法
Point3：ChatGPTのトレンドから10倍以上のリターンが狙える”無名企業”
ChatGPTは2022年11月に公開された高度なAIによるチャットサービスで、無料で利用できるということもあり、現在は多くの方が利用しています。2023年1月時点で既に1億人のアクティブユーザー数を記録しているんだとか。
そんなChatGPTですが、一度は利用したことがあるという方も多いのではないでしょうか。
基本的になんでも答えてくれるChatGPTですが、実は投資に関して質問しても、「法律上、具体的な銘柄を推奨することはできない」と返事がきます。
つまり、ChatGPTにトレンド銘柄を聞いて株で大儲け！なんてことはできないんですよね。
「じゃあChatGPTのトレンドから10倍の投資リターンなんて無理じゃないか！」と思ってしまいそうですが、実は今回の案件はそういう話ではないみたいです。
LP（ランディングページ）には動画を視聴した方の声が記載されているのですが、その中には以下のような文章が確認できます。
・投資に直接、間接的に関わる企業の生の情報とファンドマネジャーが捉える視点が素晴らしかった
・ChatGPTの間接的分野で誰も注目していない業界、企業をいち早く見つけ出すヒントを教わった
・皆がチャットGPTの方を向いている間に、成長すると思われる他の分野に投資するという観点が勉強になった
このことから、「ChatGPTを使って投資を稼ぐ」というわけではなく、「ChatGPTに間接的に関わっている分野に投資して稼ぐ」ということになりますね。
投資をしたことがない方にとっては少し難しい話かもしれません。
イアン・キングは何者？
今回の動画にはイアン・キングという人物が登場するみたいですが、彼は一体何者なのでしょうか。
LPに彼のプロフィールがあったのでチェックしてみましょう。
イアン・キング氏は株式市場で20年以上のキャリアを持つ投資のエキスパートであるとのこと。
「ウォール街の王」と言われたソロモンブラザーズ、米国６大銀行のシティグループで投資家としての腕を磨いたそうです。
2008年にはリーマンショックの最中、339％という驚異的なリターンを実現したという実績を持っています。
彼の発行するニュースレターは全世界119カ国、およそ12万人の顧客に購読されているんだそうです。
提供元のFinancial ダイレクトとは？
「ChatGPTのトレンドから10倍の投資リターンを狙う方法」を提供するのは、「Financial ダイレクト」というグループです。
このグループは、金融・経済の中心地である米国に在住の専門家が、自身の知見を発信する日本発の経済メディアだそうです。
公式ホームページやSNSアカウントもあり、Twitterのフォロワー数は確認した時点で944人となっていました。
主に世界的な権威が経済の動向・個別企業に関する情報を発信しているとのこと。
【投資】「ChatGPTのトレンドから10倍の投資リターンを狙う方法」の特定商取引法に基づく表記
「ChatGPTのトレンドから10倍の投資リターンを狙う方法」の特定商取引法に基づく表記によると、販売業者は「APJ Media合同会社」となっていました。販売責任者は「寺本隆裕」です。
APJ Media合同会社について調べてみたところ、どうやら過去にメディアで取り上げられた実績があるみたいですね。
ただ、無料のニュースレターのはずが勝手に月額課金され、トラブルを起こしているという情報を目にしました。
特定商取引法に基づく表記の内容に特に問題は無いように感じましたが、販売業者という表記をしている点や、販売価格に関する項目が設けられていることから、有料コンテンツの販売がおこなわれる可能性がありそうです。
「ChatGPTのトレンドから10倍の投資リターンを狙う方法」は無料で登録できるようですが、勝手に月額課金されたという情報を目にした以上、後から高額な商材の販売がおこなわれないか不安ですね。
【投資】「ChatGPTのトレンドから10倍の投資リターンを狙う方法」の口コミ・評判を調査
「ChatGPTのトレンドから10倍の投資リターンを狙う方法」の口コミについて調査をおこないましたが、これといった情報はありませんでした。
まだあまり話題になっていないのかもしれませんね。
ChatGPT自体がかなり新しい話題ではあると思うので、今後口コミが増えていく可能性はありそうです。
【投資】「ChatGPTのトレンドから10倍の投資リターンを狙う方法」に登録してみた
検証のために「ChatGPTのトレンドから10倍の投資リターンを狙う方法」に登録してみることにしました。
登録するとすぐに動画が確認でき、内容はFinancial ダイレクトによるイアン・キング氏へのインタビュー動画となっていました。
動画の後半には有料コンテンツの紹介があり、以下のような内容になっていました。
1.月刊Xファクター・レポート1年分
2.どんな相場でも安心して持っていられる優良Xファクター銘柄3選
3.インフォーメーショナル・サプライズ・ウォッチ
4.月刊Xファクター・レポート スタートガイド
5.Xファクター投資法（電子書籍）
APJ Media合同会社によれば、月刊Xファクター・レポートはイアン・キング氏の分析をFinancial ダイレクトが編集した、AI、EV、５G、再生可能エネルギーなどのトレンドを予測し短期間で大きなリターンが狙える銘柄情報を提供するデジタル月刊誌とのこと。
これら5点全部で価格は税込21,780円です。
1年分の月刊誌を購読できるとはいえ、税込21,780円はちょっと高く感じますよね。また、動画を視聴し終えてから後出しで有料コンテンツを出してくるのもあまり印象が良くありませんでした。
役に立たないと感じれば無条件で全額返金してくれるらしいですが、金銭トラブルの情報も見られたため、あまり信用できませんよね。
【投資】「ChatGPTのトレンドから10倍の投資リターンを狙う方法」は投資詐欺なのか？
今回は「ChatGPTのトレンドから10倍の投資リターンを狙う方法」という案件について調査をおこないました。
調査の結果、「ChatGPTのトレンドから10倍の投資リターンを狙う方法」には有料コンテンツがあり、運営会社にも黒い噂があるため、あまりおすすめできない案件だと判断しました。
詐欺かどうかという決定的な証拠はありませんでしたが、コンテンツの料金が安くないだけに、金銭トラブルがあるというのは見逃せませんね。
今回の動画はメールアドレスの入力だけなので、勝手に月額課金されるというようなトラブルは無さそうですが、ネットの口コミもまだ見られない状態なので、念のため登録は見送った方が良いかもしれませんね。
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