
こんにちは!松山と申します。
CBDZについて、
「サイアムレイワの投資だから安心と言われた」
「片岡元という人から説明を受けた」
「医療用大麻やヘンプ事業に投資できると聞いた」
という方もいるかもしれません。
この案件を調べるときに最初に注意したいのが、
サイアムレイワという実在企業と、CBDZという投資・暗号資産のように説明されているものを、最初から同じものだと考えないこと
です。
サイアムレイワ自体については、タイでヘンプや農業関連事業を行ってきた企業として、複数の公開情報から実在性を確認できます。
一方で、CBDZへの出資・購入について、
「サイアムレイワの事業へ直接投資できる」
「CBDZを買えばサイアムレイワの成長から利益を得られる」
といった説明を受けているのであれば、その関係を示す正式な契約書や公式資料を別に確認する必要があります。
さらに片岡元氏については、2025年6月4日、別の投資案件をめぐり、出資法違反と金融商品取引法違反の疑いで京都府警に逮捕されたことが報道されています。
ただし、この逮捕容疑についても「CBDZで詐欺をしたため逮捕された」と単純化してはいけません。
何が確認でき、何がまだ確認できないのかを分けて見ていきます。
- 最初に整理|サイアムレイワとCBDZを同じものとして考えない
- サイアムレイワは実在する企業なのか
- タイではヘンプ・農業関連事業の実績が確認できる
- ではCBDZはどこから出てきたのか
- 「サイアムレイワへの投資」と説明された場合に確認したいこと
- サイアムレイワ側が第三者の投資勧誘を否定したとする情報
- 片岡元氏はサイアムレイワの役員なのか
- 2025年6月、片岡元氏は別の投資案件をめぐり逮捕
- 逮捕容疑はCBDZそのものではない
- 60億円超・約1万5千人という報道内容
- CBDZを判断するときに見るべき5つの証拠
- 紹介報酬があるなら契約書と報酬表を確認
- すでにCBDZを購入・送金している場合
- 結論|実在企業の名前と投資商品の安全性は別問題
最初に整理|サイアムレイワとCBDZを同じものとして考えない
サイアムレイワという名称には、少なくともタイ法人のSiam Reiwa (2020) Co., Ltd.と、日本法人の株式会社サイアムレイワインターナショナルがあります。
タイ法人については、一般社団法人日本ヘンプ協会が2022年8月に現地を訪問しています。
同協会はサイアムレイワ(2020)について、タイで日系企業としてヘンプ関連の栽培、種子輸入、販売ライセンスを取得した企業として紹介しています。
タイの企業情報サイトでもSiam Reiwa (2020) Co., Ltd.が掲載され、バイオマス・農業飼料事業などが記載されています。
つまり、
「サイアムレイワという会社自体が存在しない」
という話ではありません。
今回確認すべきなのは、
CBDZという商品・トークン・投資契約が、この実在企業と正式にどのような契約関係にあるのか
です。
サイアムレイワは実在する企業なのか
日本には株式会社サイアムレイワインターナショナルという法人も存在します。
法人番号は9200001038671で、2021年5月17日に法人番号が指定されています。
公開されている法人情報では、本店所在地は東京都港区赤坂1丁目3番5号赤坂アビタシオンビル8階です。
2023年にはCBD関連メディアで、同社代表の藤代浩司氏がCBDブランド「CANADE」についてインタビューを受けています。
そこではCBD商品の開発・販売や、ブロックチェーンを活用したトレーサビリティについて説明されています。
2025年にはブロックチェーンEXPOで、Symbol関連企業・団体との共同出展にも同社の名前が掲載されています。
したがって、
サイアムレイワ=実態不明の架空会社
という方向の記事にはしない方が正確です。
タイではヘンプ・農業関連事業の実績が確認できる
サイアムレイワについて検索すると、
「大麻」
「CBD」
「ブロックチェーン」
といった言葉が並ぶため、それだけで投資案件のように感じるかもしれません。
しかし、公開情報から確認できる本来の事業は、ヘンプ関連製品、農業、バイオマス、トレーサビリティなどです。
日本ヘンプ協会は2022年、サイアムレイワ(2020)への訪問について、ヘンプ栽培・輸入等のライセンスを取得した企業として紹介しています。
また、Symbol関連コミュニティでは、サイアムレイワがブロックチェーンをトレーサビリティへ利用する取り組みも取り上げられていました。
ここで重要なのは、
ヘンプ事業が存在することと、CBDZという投資商品が安全であることは別
という点です。
実在する事業を背景にしていたとしても、それだけで投資商品の価値や換金性、契約の適法性まで保証されるわけではありません。
ではCBDZはどこから出てきたのか
CBDZについては、サイアムレイワ関連の投資として説明されたとする第三者記事が複数存在します。
その中では、
「CBDZを購入する」
「サイアムレイワの大麻・ヘンプ関連事業と関連付けて説明される」
「紹介制度がある」
などの情報が掲載されています。
ただし、これらは第三者の検証記事です。
今回の調査では、
CBDZの正式な発行主体。
ホワイトペーパー。
スマートコントラクト。
発行総数。
販売条件。
サイアムレイワとの契約書。
換金市場。
などを示す一次資料を十分確認できませんでした。
そのため、
「CBDZはサイアムレイワが公式発行している」
とも、
「まったく無関係である」
とも、この情報だけでは断定しません。
ここが追加調査の中心です。
「サイアムレイワへの投資」と説明された場合に確認したいこと
もし勧誘者から、
「サイアムレイワへ投資する案件です」
「CBDZを買えば医療用大麻事業へ投資できます」
と言われているなら、まず次の質問をしてください。
「投資先の正式な法人名はどこですか?」
タイのSiam Reiwa (2020) Co., Ltd.なのか。
日本の株式会社サイアムレイワインターナショナルなのか。
CBDZの運営会社なのか。
別の会社なのか。
ここを曖昧にしないことです。
次に、
「私が払ったお金は最終的にどの法人の口座へ入りますか?」
を確認します。
企業名が広告に使われていても、実際の送金先がまったく別の法人や個人であれば、契約関係を慎重に確認する必要があります。
サイアムレイワ側が第三者の投資勧誘を否定したとする情報
第三者記事では、株式会社サイアムレイワインターナショナルが2024年6月24日に、同社と関連付けられた投資勧誘セミナーについて注意喚起を行ったと紹介されています。
そこでは、サイアムレイワインターナショナル自身は投資勧誘セミナーを行っておらず、同社名を使用する第三者の投資活動を支持・承認していないという趣旨の声明が掲載されたとされています。
今回の検索では、この2024年の元ページそのものを一次資料として取得できなかったため、記事では、
「サイアムレイワ公式が否定したことが確認済み」
と断定するより、
「2024年の公式声明として第三者記事に保存・引用されている」
と表現するのが安全です。
それでも、実際にサイアムレイワの名前を使った投資勧誘を受けている人にとっては重要な情報です。
片岡元氏はサイアムレイワの役員なのか
元記事では、片岡元氏がサイアムレイワ側の中心人物であるような書き方になっています。
しかし今回確認できたサイアムレイワ関連の法人資料や事業記事では、片岡元氏を代表者・役員として確認することはできませんでした。
タイ法人では藤代浩司氏や茅原拓人氏などの名前が確認されています。
日本法人についても、CBDブランドの記事では藤代浩司氏が社長として登場しています。
したがって、
「片岡元氏=サイアムレイワの代表者」
などと書くのは避けるべきです。
確認すべきなのは、
片岡氏がCBDZの販売者だったのか。
紹介者だったのか。
セミナー講師だったのか。
別法人を通じて関与したのか。
です。
2025年6月、片岡元氏は別の投資案件をめぐり逮捕
片岡元氏については、現在かなり重要な公的事実があります。
2025年6月4日、京都府警は、投資関連会社「アイリー」の社長ら男女5人を出資法違反と金融商品取引法違反の疑いで逮捕しました。
その中に、当時48歳の会社役員・片岡元容疑者が含まれていたことを朝日新聞などが報じています。
報道によると、元本を上回る配当を約束して現金を預かった疑いや、金融商品取引業の登録を受けずに事業への出資を勧誘した疑いが持たれていました。
京都府警は当時、5人の認否を明らかにしていません。
したがって、
「逮捕された=有罪確定」
ではありません。
しかし、片岡元氏について検索している人にとって無視できない重要情報です。
逮捕容疑はCBDZそのものではない
ここは特に注意してください。
2025年6月の逮捕報道で中心になっているのは、
潜水艇を使った海中探査。
赤サンゴ関連事業。
その他複数の事業への出資。
などです。
報道ではCBDZそのものを販売した容疑で逮捕されたとは書かれていません。
そのため、
「CBDZ詐欺で片岡元氏が逮捕された」
と書くのは不正確です。
正しくは、
片岡元氏は2025年6月、別の投資勧誘をめぐる出資法・金融商品取引法違反容疑で逮捕された
となります。
この区別をすることで記事の信用度は大きく上がります。
60億円超・約1万5千人という報道内容
朝日新聞によると、京都府警は口座の入金額や顧客データなどから、
全国約1万5千人から60億円以上を集めたとみている
と報じられています。
これはかなり大きな規模です。
ただし、この60億円すべてを片岡氏一人が集めたという意味でも、CBDZによる集金額という意味でもありません。
逮捕されたグループ全体について警察が捜査していた規模として扱う必要があります。
「CBDZで60億円集めた」
などと記事で変換しないようにしてください。
CBDZを判断するときに見るべき5つの証拠
CBDZについては、口コミを探すよりも、まず次の5つを確認する方が有効です。
1つ目は、発行主体です。
誰がCBDZを発行したのか。
2つ目は、サイアムレイワとの契約関係です。
CBDZ購入資金がサイアムレイワへ渡る契約があるのか。
3つ目は、換金方法です。
購入したCBDZをどこで、誰に、何と交換できるのか。
4つ目は、価格形成です。
運営側が価格を表示しているだけなのか、第三者間の売買市場が存在するのか。
5つ目は、利益の原資です。
CBDZ保有者が利益を得るなら、その利益はヘンプ商品の売上なのか、トークン価格上昇なのか、紹介報酬なのか。
この5つが分からないままでは、
「サイアムレイワという実在企業がある」
だけでは投資判断できません。
紹介報酬があるなら契約書と報酬表を確認
第三者記事では、CBDZについて新規参加者の紹介による報酬制度があったとする情報もあります。
ただし、今回その報酬表や契約書そのものまでは確認できませんでした。
もし実際に、
「1人紹介すると○%」
「ランクが上がる」
「チーム売上で報酬」
などの説明を受けているなら、その資料を保存してください。
紹介制度が存在することだけで違法になるわけではありません。
重要なのは、
何を販売しているのか。
誰が契約当事者なのか。
参加のために金銭負担が必要なのか。
紹介報酬がどのように発生するのか。
です。
口頭説明だけでなく、正式な報酬規定を確認する必要があります。
すでにCBDZを購入・送金している場合
すでにお金を払っている場合は、追加送金を判断する前に資料を整理してください。
保存しておきたいのは、
セミナー資料。
CBDZの説明資料。
ホワイトペーパー。
購入契約書。
振込先。
暗号資産の送付先アドレス。
トランザクションID。
CBDZ残高画面。
片岡元氏や紹介者とのLINE。
紹介報酬の説明。
「サイアムレイワ公式」と説明されたメッセージ。
利益・値上がりについての説明。
換金条件。
返金条件。
です。
特に重要なのが、
「サイアムレイワ公式の投資です」と説明された証拠
です。
もし実際の契約主体が別会社だった場合、この説明と契約書の違いを確認しやすくなります。
また、
「換金するために追加購入が必要」
「税金を先に払う必要がある」
「ランクアップしないと出金できない」
など、当初になかった条件を後から提示されている場合も記録を残してください。
当サイトでも、副業・暗号資産・投資関連の契約についてLINEから相談を受け付けています。
結論|実在企業の名前と投資商品の安全性は別問題
サイアムレイワについて調査すると、
「存在しない会社」
「実態不明の大麻投資会社」
という評価は正確ではありません。
タイのSiam Reiwa (2020) Co., Ltd.については、日本ヘンプ協会による訪問記録や企業情報が存在し、ヘンプ・農業関連事業を行ってきたことが確認できます。
日本法人の株式会社サイアムレイワインターナショナルも実在し、CBDブランドやブロックチェーン活用などの事業活動を確認できます。
一方で、
CBDZへの投資がサイアムレイワ公式の投資であるかどうかは別問題です。
今回確認できた公開情報だけでは、CBDZの発行主体、サイアムレイワとの正式な契約関係、換金市場などを十分確認できませんでした。
さらに、CBDZとの関与を指摘されている片岡元氏については、2025年6月4日、別の投資案件をめぐる出資法違反と金融商品取引法違反の疑いで京都府警に逮捕されています。
ただし、これはCBDZ自体の有罪認定でも、サイアムレイワ本体の違法性を示すものでもありません。
だからこそ今回見るべきなのは、
サイアムレイワが実在するか
ではなく、
自分が買おうとしているCBDZとサイアムレイワの間に、正式な契約関係が存在するか
です。
「有名企業と関係がある」
「ヘンプ事業が実在する」
「ブロックチェーンを使っている」
という説明だけで投資価値は決まりません。
購入前には、
誰がCBDZを発行するのか。
自分のお金は誰に渡るのか。
CBDZはどこで換金できるのか。
利益は何から生まれるのか。
サイアムレイワはその仕組みを正式に承認しているのか。
この5点を、口頭ではなく資料で確認してから判断することをおすすめします。
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